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東南アジアの不動産投資で失敗しないために気を付けたいこと

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東南アジアで不動産投資をして失敗する人がたくさんいます。

 

しかし、利益を得るチャンスが少ないわけではなく、いくつかのポイントを踏まえておくとリスクの回避は可能です。

 

東南アジアの不動産投資でよくある失敗事例

たとえば、よくあるケースとして物件が出来上がらないケースが挙げられます。

 

お金集めの詐欺案件だった場合

東南アジアの不動産投資 詐欺案件

 

日本と同様に、分譲マンションは利回りの大きな投資対象の一つです。

 

富裕層向けの分譲マンションは、スポーツジムやプールが据え付けられており、日本の物件を大きく上回るほど豪華になっています。

 

ただし、日本と決定的に違う悪い点があることも覚えておかなければなりません。

 

それは建築が途中でストップしてしまいやすいことであり、代金を先に支払ったせいで大損するケースが見受けられます。

 

そう言われると後払いの契約にすれば解決できると思う人もいるでしょう。

 

たしかに良い対策になりますが、先に支払いたくなる仕組みが用意されています。

 

それは先払いの場合のみ、通常価格から割引してもらえるサービスです。

 

このサービスを駆使する形で、建築前から全室を売りさばくことが一般化しています。

 

この契約を結んでいると、建築が終わっていなくても支払わざるを得ません。

 

ただ明らかに先払い制度を利用して儲けようとする詐欺がいる一方で、やむを得ずにストップしてしまうケースもあります。

 

集めた資金を元手に不動産を建築し途中で足らなくなるパターン

先払いで集めた資金で建築を進めようとして計画している場合に多いです。

 

部屋を事前にさばききれずに資金不足に陥ってしまうと、建築を最後まで行う余裕がなくなってしまいます。

 

その結果、先払いした人の資金は、建築中の物件に注ぎ込まれた状態で凍結することになるのです。

 

したがって、安易に先払いをするではなく、完成する可能性が高いかどうかチェックしておくことが欠かせません。

 

施主や担当業者の情報をリサーチすることで、ある程度は見通しを立てられるようになります。

 

完成後に入居者が集まらないパターン

物件が完成したとしても、不動産投資が成功するとは限らないので要注意です。

 

完成後のよくある失敗として入居者が集まらないことが挙げられます。

 

あまり部屋が埋まっていない状況が続くと、維持費ばかりがかかって損失が大きくなっていく一方です。

 

土地勘がない東南アジアにおいて、賃貸のニーズが高い地域を見極めることは簡単ではありません。

 

豪華な分譲マンションが建っても、地域の経済レベルからかけ離れていると、人の住まないランドマークタワーのような存在になってしまいます。

 

日本に住んでいると、現地に赴いて入居者探しをするのも一苦労です。

 

よく分からないまま賃料を下げることになり、リターンの見込み額が一気に低下することは珍しくありません。

 

富裕層ではなく現地の平均的な人たちまでターゲットにするなら、賃料を半額以下にしなければならないケースも多いでしょう。

 

その間に周辺にリーズナブルな物件が建ってしまうこともよくある話です。

 

そうなると価格競争が発生して、さらに賃料を下げなければならなくなります。

 

当初の見込みの5分の1以下になることも十分にありえます。

 

これだけ下げるなら不動産投資として失敗であることは明らかです。

 

投資分を回収するのに10年以上かかることも覚悟する必要があります。

 

回収できないことも視野に入れて損切りを検討しなければならない段階かもしれません。

 

東南アジア投資で失敗しないために気を付けたいポイント

東南アジアの不動産投資 失敗しないためのポイント

 

これまでに紹介したようなリスクを抑えたいなら、現地で土地勘を養って地域の経済レベルを把握しておくことが大事です。

 

そのうえで、経済レベルから大きく離れていない物件に投資するように心がましょう。

 

そうすれば富裕層が集まらなくても、少し価格を下げるだけで手を打てる可能性が高まります。

 

つまり、リスクマネジメントを十分に意識して取り組むことがポイントです。

 

融資を受けにくいことも考慮して、立ち直るための道筋を明確にしておく必要があります。

 

資金調達の方法を別口で用意しておくこと対処しやすくなるでしょう。

 

将来性を期待できる東南アジアへの不動産投資で成功するには?

東南アジアは開発中の地域がたくさんあり、これから人口の増加が見込まれるケースも少なくありません。

 

不動産の価格も上場していくため、そのような地域を中心に投資をしていくことがリターンを大きくするための基本です。

 

しかし、東南アジアの開発計画が日本に伝わるスピードは速くありません。

 

伝わった段階で、現地の投資家によって買いつくされている可能性が高いです。

 

その結果、あまり物の利回りの悪い物件で妥協しなければならないことがよくあります。

 

そのような失敗を避けいなら、現地の情報をリアルタイムで仕入れられるネットワークを構築しておかなければなりません。

 

現地のエージェントと契約して、常に最新の情報を伝えてもらう体制をつくっておきましょう。

 

手数料は発生しますが、成功すればそれをカバーする収益を得られます。

 

投資で勝つには情報収集で後れを取るわけにはいきません。

 

東南アジアは変動のペースが速いため、常にアンテナを張っておくように気を付けてください。

 

少しの遅れが命取りになることを肝に銘じておきましょう。

 

まとめ

すでに日本より栄えている地域もある東南アジアですが、不動産投資で成功するチャンスがまだまだあります。

 

そんな東南アジアで失敗しないためには、ここで紹介したよくある事例を1つ1つ潰していきつつ、現地の有力な情報元との連携が欠かせません。

 

また、日本でもそういう情報源があるから大丈夫♪と言ってくる詐欺師がいないとも限りません。

 

小さな買い物ではないので、最低限その情報源が正しいのか?の確認に労力を割くくらいはしていかないと失敗する確率がぐっと上がってしまうでしょう。

 

情報入手が面倒なのでギャンブルみたいな感覚で投資してしまう人もいるかと思いますが、日本での投資より難易度は上。

 

自分で調査することは必ずやるようにしたいですね。

 


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