頭金なしでマイホームは買える?リスクも知っておこう

マイホーム頭金なし

近年では不動産屋の広告などを見ていると、頭金なしでマイホームが買えるというキャッチコピーが多く見られるようになりました。

 

頭金ゼロでマイホームを購入することは非常に不安であり、たとえば親に相談してみた場合には、物件価格の2割から3割は頭金が必要だといわれることが多いかもしれません。

 

マイホームを購入する際には、大きなお金が動くことになります。

 

それこそサラリーマンにとっては一生に一度のレベルと言えるほどの大きなお買い物ですね。

 

しかしこの購入に関しては様々な費用がかかることになり、それを用意するのが大変です。

 

また、頭金なしで家を買うことが危険だというのは、長い間の常識となっていました。

 

マイホームを頭金なしで買うことは何がいけない?

その理由としてあげられることは、今から15年ほど前までは、頭金なしでは銀行は住宅ローンを貸してくれなかったからという理由が挙げられます。

 

会社の上司や両親などに聞いてみれば分かるかもしれませんが、一昔前までは、物件価格の2割から3割の頭金がなければ銀行は住宅ローンを融資してくれず、さらに金利は変動金利で3から4パーセントほどとなっていました。

 

現在では考えられない条件だとわかるでしょう。

 

このような理由から、頭金はできる限り用意するのが当たり前だったのです。

 

またローンが残っている状態では家を売却したいと思った時に売ることができませんでした。

 

足りない分を現金で補てんすれば売却することはできますが、足りない分を現金で補填できなければ、お金を貸している銀行が売却を許可してくれないので売却することはできません。

 

頭金なしといっても0円にはならないんです

不動産業者の広告などには頭金なしでマイホームを購入とあるものの、実際には本当に頭金0円で買うことはできません。

 

なぜなら様々な費用がかかるからです。

 

物件や土地代以外に必要な諸費用

諸費用などと呼ぶこともありますが、絶対に必要となる諸費用以外にも、さまざまな費用がかかるのです。

 

マイホームを購入した場合、新築や中高、建売住宅やマンション、土地など関係なく、必ず必要となります。

 

手数料や登記費用など

不動産屋に依頼するのではなく、自分で手配したり、相見積もりなどをとったりすることで、おさえることができるものもありますが、それでも仲介手数料やローン代行手数料、登記費用など多くの費用がかかることになります。

 

現在のところ銀行は住宅ローンだけでなく諸費用を一緒に融資してくれることもありますが、その場合借入額が増えるため、毎月の支払い額はかなり多くなってしまうでしょう。

 

また諸費用を一緒に借り入れした場合には、諸費用分に関しては金利が高くなる可能性もあるので、十分に注意しなければなりません。

 

そして諸費用以外にもプラスしてまだまだお金がかかるといえるでしょう。

 

引っ越しや家具など

例えばカーテンや引っ越し費用、カーポートなどが挙げられます。

 

この中には絶対に必要なものから、絶対に必要ではないものまで、さまざまなものが含まれます。

 

これらは貸してくれる銀行もありますが、ほとんどの場合、銀行の諸費用ローンでは貸してもらえず、現金で用意する必要があるのです。

 

頭金なしで家を買うリスク

マイホーム頭金なし リスク

頭金ゼロで家を買うことは、家の価格すべてを住宅ローンで購入することになります。

 

家の価格のすべてを住宅ローンを利用する場合には、いくつかの考えられるリスクが伴うので、それを把握しておく必要があるでしょう。

 

売却時に残債が残る可能性

まず第一に将来売却するとなった場合に、その際にローンが残っている可能性があることです。

 

頭金なしで買うことは、借入額が多くなることを意味し、価格によっては、なかなか元本を減らすことができなくなります。

 

毎月の支払いのほとんどが金利の支払いに充てられることになり、将来万が一何かしらな理由があって売却するとなった際にもローンが残っていれば売りたくても売れない状況に陥る可能性があります。

 

金利上昇リスク

二つ目のリスクは、金利の上昇によって、毎月の支払いが限界を超えてしまうことです。

 

頭金なしを選ぶと借入額も多くなり、毎月の支払い額も多くなることでしょう。

 

現在は支払いが可能であっても、将来金利が上昇するなどの理由で、毎月の支払い額も上昇する可能性があります。

 

将来金利が上昇したとしても支払いは可能なのか、また子供が増えたり進学するなどといったライフスタイルが変化したとしても、支払いは可能であるのかなど、シミュレーションなどを通して把握しておく必要があります。

 

当初のタイミングでは支払い可能であっても、将来何が起こるのかを想定して考えなければなりません。

 

不動産広告などを見ると、支払シミュレーションが記載されていますが、これには十分な注意が必要です。

 

毎月の支払い額があり得ないほどの低い金利で計算されていることもあります。

 

変動金利で住宅ローンを借り入れるのであれば、今後の金利上昇を考えて、現在返済可能な支払い額をやや低めに設定しておくのも一つの手段でしょう。

 

また支払いに余裕が出たら繰り上げ返済をしたり、献金で貯金をすることで、将来売却することになっても、動きやすくなります。

 

近年の日本では、頭金ゼロで物件価格すべてを住宅ローンを組むことは、それほど珍しいことではなくなっています。

 

大事なことは起こりえるリスクをしっかりと把握し、対応できるようにしておくことです。

 

まとめ

マイホームを頭金なしで買うときのリスクを解説しました。

 

家を買うとなると、大きな買い物にもかかわらず、ウキウキ気分で細かな部分に目が行き届かないことも多いです。

 

また不動産業者も売りたいばかりで、本当に買う側の親身になって考えてくれることは稀です。

 

優しい気がしたとしても、それは買ってくれそうだからです。

 

将来の家族の生活にも関わってくる買い物になるため、まずは即決しないこと、担当者に言われたことを一度持ち帰って自分でも調べてみることが大切です。


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