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不動産コンサルティングマスターについて

不動産コンサルティングマスター

 

先日「平成27年度 不動産コンサルティング技能試験」の合格発表のニュースを見かけました。なにやら不動産系の資格「不動産コンサルティングマスター」なるものがあるようです。wikipediaによると不動産コンサルティング技能登録者→不動産コンサルティングマスターに名称が変わったと書いてありましたが、ネットで検索すると不動産コンサルティング技能士という単語もあってややこしい。正解はマスターみたいです。というわけでこの資格がどういったものか調べてみました。

 

不動産コンサルティングマスターは何をする資格?

投資も含めた不動産の活用方法をアドバイスする専門家のことです。不動産にお事なら何でも知ってるプロですね。たださらに専門性を高めた「相続対策専門士」「不動産有効活用専門士」というものもあるみたいです。

 

平成5年から始まった資格制度で、国土交通省の登録を受けているため国家資格と同格までいかないんですが準公的な資格とは言えます。令和3年9月時点で16000人ほどの資格保有者がいるそうです。

 

不動産コンサルティング技能試験について

受験資格
  • 宅地建物取引士が登録済で、宅地建物取引業をしている、もしくはこれからする人
  • 不動産鑑定士で、鑑定業をしている、もしくはこれからする人
  • 一級建築士で、その仕事をしている、もしくはこれからする人

※合格し資格取得しても5年の実務経験がなければ登録できません

 

受験料

30800円

 

試験受付・実施日

詳細は公式ページをご覧ください
http://www.retpc.jp/consul-exam/

 

※平成27年度は、受付が7月31日から9月10日、試験日が11月8日(日)でした

 

当日スケジュール

ガイダンス 10:15〜10:30
択一式試験 10:30〜12:30
記述式試験 14:00〜16:00

 

受験地

札幌・仙台・東京・横浜・静岡・金沢・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄

 

試験内容

【拓一式試験】事業、経済、金融、税制、建築、法律の6科目
【記述式試験】実務、事業、経済の3科目+金融、税制、建築、法律から1科目選択

 

持ち物
  • 受験票
  • 筆記用具(鉛筆、シャープペン、消しゴム)
  • 腕時計
  • 電卓

※腕時計、電卓については辞書機能・通信機能付きはNG。スマートウォッチはダメそうですね

 

 

正直この資格持っててもお客さんには何がいいのかわからなさそうですね。事業者側なら採用する時多少ハクが付きそうかなってくらいな気がします。あと資格の合格ラインが甘すぎる。平成27年度の合格率は約50%。で合格ラインが200点満点中115点以上だといわれてます。100点満点に換算すると57.5点以上で合格とかちょっと・・・。午前のは選択問題だしこんなレベルでいいのかどうか(汗)

 

運営側のお金儲け、政治家の天下り先創設のために生み出された試験ってイメージです。受験者増やすために甘くしてる感ありますが、資格を所有することで担当者のモチベーションが上がるならありってくらいかと。

 

なんにしても不動産投資家には関係ないことはないけど必要ない資格ですね。


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