民泊運営時の便利なサービスいろいろ
いち個人が所有する部屋を宿泊ように貸し出す民泊。物件管理や清掃、その他こまごまとしたサービスを自分だけで管理するって大変です。
そこで民泊向けの便利なサービスを紹介します。
便利な民泊の運用代行サービスとは?利用の流れについて
民泊の利用者は日本を訪れる外国人が主ですから、実際の対応で使う言語は英語あるいは近隣諸国の中国語や韓国語、話す人口の多いスペイン語などになります。
また、宿泊用の部屋の管理なども自分で行うには煩雑ですから、これらを代わって行う運用代行サービスを使う人が多いようです。
民泊仲介サイトと連携する運用代行サービス
日本で民泊が盛んになった大きな理由は、海外の民泊仲介サイトが国内でもサービスをはじめたからです。このようなサービスを行なっているサイトはいくつもあります。ですが、そこでは部屋を貸し出す人と宿泊する人をマッチングさせて効率良く部屋を貸し出せるようにしています。
ところが貸し出す側にとって仲介サイトを利用するにあたっては、行うことが沢山あって手に余ることも珍しくありません。そこで貸し出す人の手間を省くために、仲介サイトの方針に合った運行代行サービスをしている会社を利用するわけです。
このような運用代行会社のサービスには、民泊業務の一部分だけ代行するするタイプと全ての業務を引き受けるタイプがあります。
どんな業務を代行するのか
民泊の貸し出す側が仲介サイトを利用する時には、まず登録をして物件の情報をサイト上に載せます。
顧客との対応は、予約前後の宿泊客とのメールでの折衝や宿泊を受け入れるための仕事などがあります。これらは外国語使うことが多いので代行業者に依頼するしかない人もいます。宿泊後には部屋の清掃や宿泊客の感想の対応等々専業として行うにしても1人では難しいのが実情です。
これらの雑多な仕事を代行するのが運用代行サービスです。
このサービスには、予約前後の宿泊客との折衝等仕事の一部分だけ行う部分代行と全ての仕事を一手に引き受ける全部代行があります。
代行手数料は、部分代行の方が安くて売上の数パーセントから10パーセント位、全部代行では売上の20から30パーセント位といわれています。代行手数料は定額の場合もありますが、上記のような売り上げに対するパーセンテージで決められている時には注意が必要です。
実際の利益は売上から民泊にかかる費用を差し引きますので、特に全部代行の場合には赤字になることあり得ます。
民泊の運営を行うなら揃えておきたいwifiの民泊専用サービスとは
海外では無料wifiが使えるところが多く、海外旅行者は市中の無料wifiを利用するのが普通です。
一方で日本は無料wifiがほとんど普及していませんので、せめて民泊施設内では無料wifiが使えるようにしたいものです。
民泊wifi
民泊施設内にwifi環境を構築するには、固定インターネット契約をして、それにwifiルーターを接続する方法があります。ただ、これはメンテナンス等を民泊管理者側で行わなければなりませんので手間が増えます。
昨今流行っているwifiの民泊専用サービスは、モバイルwifiルーターを使ったものです。
モバイルwifiルーターとは、基地局との通信を無線で行うインターネット接続のことです。使う機器は手のひらサイズのwifiルーターで、これ1つあれば一度に8台程度の通信端末にwifiデザリングができます。モバイルwifiルーターでは電池の消耗が気になりますが、民泊専用のものでは充電しながら通信できます。
民泊に求められるwifi環境
モバイルwifiルーターの多くは通信制限があって、一定の通信量を超えますと通信速度を制限されます。これでは民泊で使う時には不便ですから、民泊専用サービスでは通信制限をなくしています。また、宿泊客が勝手にモバイルwifiルーターの設定を変えられないような仕様にもなっていて無用なトラブルを避けられます。
そしてwifiに関する宿泊客の質問等のサポートも外国語で対応できるのも一般のモバイルwifiルーターとの違いです。万が一モバイルwifiルーターが故障した時には即日対応してもらえますので安心できるでしょう。
モバイルwifiルーターの導入においては、工事等が必要ありませんし、申し込んでから2、3日でインターネット環境が構築できる利点もあります。
モバイルwifiルーターの通信速度は、LTEを使ったものでは最大100bpsから200bpsありますのでほとんどストレスなく使えます。また、月額料金も固定の光インターネットの利用料より安いのも魅力でしょう。
宿泊する民泊の探し方や選び方・利用の注意点について
最後に宿泊する側の利用方法もきちんを知っておきたいポイントです。
宿泊に民泊を使いたい時には、普通は民泊仲介サイトで探します。
こういう仲介サイトは沢山ありますが、世界展開している大手サイトを使ってみてはいかがでしょうか。
民泊仲介サイトの使い方
民泊仲介サイトの数は多いですが、ここでは大手サイトの使い方をみてみましょう。
まずは仲介サイトを訪れてみます。そこでは訪れただけで宿泊先を探すことができますが、実際に泊まるとなりますと予約しなければなりません。
そのためには個人のアカウントが必要ですから、まずはアカウントをつくりましょう。
次に宿泊したい部屋を探しますが、希望する地域を検索窓に入力すると登録されている一覧がでてきます。そこに物件の写真と地図が表示されていますので、それとレビューを参考に気に入る物件をみつけます。なお、検索機能は宿泊日等で絞り込むこともできます。
予約とその後について
気に入った物件がみつかりましたら予約します。そうしますと民泊側から連絡が来ますから、何か質問等があれば尋ねてみましょう。宿泊日前日や当日になりますとあらためて連絡が来ますので、それに従って待ち合わせするなり、現地へ直接行くなりします。
部屋に着きますと使い方の説明がありますので、それに従って宿泊すれば特に問題は起こらないでしょう。
宿泊してチェックアウトする時には鍵を返しますが、直接手渡しできないこともありますので、その時には説明された通りに返します。
宿泊中になにか事件が起きた時には、出来事や時間にもよりますが速やかに民泊側に連絡を入れるとよいでしょう。また、宿泊した民泊のレビューを書くもの後で利用する人のためになります。
これが民泊仲介サイトで宿泊先を探して泊まるまでのあらましです。
なお、ここでは仲介サイトのアカウントの作り方は簡単に通り過ぎましたが、アカウントが登録されるまでには少し面倒な手続きがあります。特に本人確認をする部分ではサイト側でも気を使っているようで少し面倒かもしれません。