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売却前の空き家リフォームについて

空き家 リフォーム

 

不動産に限らず、人は新品に近いほうが購買意欲が高くなります。空き家を売却するときもできるだけリフォームしたほうが売れやすいのは事実でしょう。もし条件同じでもうちょっとだけお金出せばキレイな家を選べるなら私なら余裕で出します。ただリフォーム範囲や費用もピンきりでどのくらいやるべきかイマイチわかりません。そこで空き家の売却方法とどのくらいリフォームすべきか?についてまとめてみました。

 

 

空き家を放置すると安くなります

人の住んでいない家って驚くほど劣化が激しいです。住んでるほうが傷ついたり壊れそうなものなんですけどね。何かエネルギー的なものが働いているんでしょうか。とこの話をしてると怪しい方向へ言ってしまうので戻して、「将来住むかもしれないし・・・」というあいまいな考えで空き家を持ち続けているなら売却してしまったほうがいいです。維持費、修繕費など馬鹿になりません。そして時が経つにつれどんどん価値は安くなっていきます。もしなんとなく所有している空き家があるなら今が一番価値の高いとき。即売却がおすすめです。

 

不動産業者の契約方法

知り合いに空き家を欲しがっている人がいるなら自分で売買するのもありですが、あとであれやこれや言われる可能性は高いです。そういう面倒をなくすため、また持っている家が売れづらい田舎物件なら不動産業者へ依頼したほうがスムーズです。手数料は売却価格のだいたい3%+6万+消費税くらい。1000万で売却するなら40万くらいですね。

 

で、業者に仲介依頼するときの契約方法は「一社だけに全部お任せ」方式を選ぶのがおすすめです。

 

契約形態は大雑把に「その業者に全部お任せ」「他の業者にも依頼可」の2種類。ただ、業者によって得意不得意なテリトリーがあり、不得意な業者にまで依頼しても無駄になる可能性が高いです。それどころか業者間の情報交換で「あの客はあちこちに依頼してる」と広まれば自分のイメージも悪いですし担当者のテンションも下がってしまうかもしれません。そんなのプロの仕事じゃない!と思っても人間優劣を付けてしまうものですからね。一社をきちんと選んで全部お任せしておきましょう。

 

リフォームする、しないの判断基準

業者が決まればあとは買い手が見つかるのを待つことになりますが、売れやすい空き家の条件の1つに「すぐに住める家」があります。なので一番大事なのは水回りの補修。この部分が使えなかったり小汚かったりすると部屋や建物外観がきれいでも買い手が逃げてしまいます。リフォームを買い手任せにしている物件はなかなか売れないでしょう。できるだけお金を掛けたくないとしても、水回りの補修だけはすべきと言えます。

 


 

リフォーム費用はピンきりですが、一部の壁紙張替えなら数万〜、水回りまるごと交換なら100万くらいかかることも。ただ直さないと使えないなら仕方ないですね。費用はできるだけ掛けたくないものですが、新しく住む人に大切に使って欲しいのなら必要経費といえるでしょう。

 

古民家での田舎暮らしに憧れる人はリタイヤ組を中心に増えているようですが、さすがにくみ取り式のトイレには住みたくないでしょうし、そういう場合は水洗トイレにリフォームすべきだといえます。あくまで買う側が望むものを考えてリフォームしていきたいですね。


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